複雑多様化した現代社会で生活する多くの方はストレスを受けています。
ストレスの影響は、不安・うつなどの心理的反応、頭痛・肩凝りなどの身体的反応、飲酒・喫煙・食行動などの生活習慣の変化という行動的反応にあらわれます。ストレスが過剰であったり、うまくストレス解消できないと、種々の精神的・身体的・行動的症状となりかねません。本クリニックではこうした症状を持つ方に寄り添いながら、適切な医療の提供を目指しています。
心理的要因が大きく関与している身体の病気のことを心身症と言います。どんな病気であれ、あらゆる体の疾患は心理的要因を多少は受けているのですが、その割合(心理的要因の影響の度合いが大きい)が高いケースが心身症なのです。一口にいえば、ストレスで生じる体の病気になります。したがって、腫瘍や感染など明らかとされる原因はみられません。強いストレスなどの心理的刺激が、脳の視床下部の機能を乱れさせることで、様々な症状が起きると言われています。
心身症は非常に多岐にわたる症状が特徴です。そのため、どんな症状でも起こり得るとも言われています。その中でもよくみられるとされるのが、以下の表内にある症状です。20~40歳代の方に発症しやすいと言われています。