複雑多様化した現代社会で生活する多くの方はストレスを受けています。
ストレスの影響は、不安・うつなどの心理的反応、頭痛・肩凝りなどの身体的反応、飲酒・喫煙・食行動などの生活習慣の変化という行動的反応にあらわれます。ストレスが過剰であったり、うまくストレス解消できないと、種々の精神的・身体的・行動的症状となりかねません。本クリニックではこうした症状を持つ方に寄り添いながら、適切な医療の提供を目指しています。

医療法人社団ウェルパートナー「みんなのスマートクリニック」
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不眠症
INSOMNIA

不眠症とは
ABOUT INSOMNIA

不眠症とは

睡眠障害(過眠症、周期性四肢運動障害、ムズムズ足症候群 など)のひとつに数えられ、同障害の中でも患者さんの数が最も多いとされているのが不眠症です。その病名の通り、眠れない症状が現れるわけですが、睡眠時間を十分にとっていたとしても本人が安眠できないと訴えているのであれば、不眠症と診断されます。

なお不眠症を含む睡眠障害はこれといった治療もせずに放置を続けると、生活習慣病やうつ病を発症するリスクを高めますので、早めの治療が肝心です。また発症原因につきましては、メラトニン(夜になると分泌する睡眠を深くするホルモン)が関係していると言われています。

ちなみに不眠症は眠れなくなる病気と一括りにされがちですが、以下にあるように4つのタイプに分かれています。

入眠障害
不眠症の中で最も患者さんが多く、寝つきが悪い状態(30分~1時間以上)を言います。主な原因は心配事やストレスといったものが挙げられています。ただこの場合は、1度寝つくことができれば朝までぐっすり眠れる場合がほとんどです。
中途覚醒
寝つきは順調ですが、トイレに行きたくなって目が覚めてしまうと、その後は眠りたくても眠れなくなってしまい熟睡感が得られなくなる状態です。
熟眠障害
高齢者や神経質な性格の方に起きやすいとされ、眠ってはいるもののその眠りが常に浅いことから十分に睡眠時間をとっていても熟睡感が得られていないタイプです。
早朝覚醒
うつ病患者さんや高齢者によく見受けられます。寝つきはよく、朝早くに目覚めると、そのまま眠れなくなるタイプです。

治療について

医師が必要と判断すれば、薬物療法として睡眠薬、抗うつ薬、抗不安薬などを使用します。なお、寝つきが悪い、熟睡感が得られないといったことが長く続いている場合は、市販の睡眠薬を安易に使用せず、不眠の原因を一度しっかり医療機関で調べ、特定させるようにしてください。その結果、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、周期性四肢運動障害などによって不眠となっている場合は、原疾患の治療が最優先となります。

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