デュタステリドによるAGA治療
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デュタステリドとは
デュタステリドは、AGA(男性型脱毛症)の治療に使用される5α還元酵素阻害薬です。テストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン)への変換を阻害することで、薄毛の進行を抑制します。フィナステリドよりも広い範囲の酵素(Ⅰ型・Ⅱ型の両方)をより強く阻害するため、より強い脱毛抑制効果が期待されます。当院でAGA治療を受けている患者様の約7割がデュタステリドを使用しています。
デュタステリドは先発薬「ザガーロ」の有効成分として知られています。2015年に厚生労働省からAGA治療薬として承認され、フィナステリドを上回る第二の5α還元酵素阻害薬として広く使用されています。当院でAGA治療を受けている患者様の約7割がデュタステリドを選択しており、今では最も処方頻度の高い治療薬です。
※本ページの医療情報は日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」および各製薬企業の添付文書に基づいています。
作用機序
デュタステリドは5α還元酵素のⅠ型とⅡ型の両方を阻害します。フィナステリドがⅡ型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは両方を阻害するため、広範囲に効果があり、血中DHT濃度をより大きく低下させます。臨床試験では、血中DHT濃度が約90%低下したと報告されています。これにより毛周期の正常化が促進され、発毛・育毛効果が期待できます。
国際共同第Ⅲ相試験(ARIA試験)では、24週時点で毛髪数がベースラインから平均89.6本/cm²増加し、フィナステリド投与群の56.5本/cm²を上回る結果が報告されています。また、血中DHT濃度を約90%低下させることが確認されています。
当院での処方
用量
用量ラインナップ
当院では0.6mgのみを処方しています。効果発現までに通常3〜6ヶ月を要するため、日本皮膚科学会のガイドラインでは少なくとも6ヶ月の継続が推奨されています。
フィナステリドがⅡ型のみを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害するため、より強い脱毛抑制効果が期待されます。一方で、半減期が3〜5週間と長く、体内に長く留まる特性があります。
患者様の症状や体質に合わせて、医師が最適な用量を判断し処方いたします。お薬は最短翌日にご自宅へお届けします。
副作用・注意事項
⚠ 性欲減退
発現率1〜5%。服用中止により多くの場合回復します。
⚠ 勃起不全
発現率1%未満。用量調整や薬剤変更で対応可能です。
⚠ 肝機能障害
まれに報告されています。定期的な検査をお勧めします。
⚠ 乳房の腫れ・痛み
発現率1%未満。症状が出た場合は直ちにご連絡ください。
重要な注意事項
服用中止後6ヶ月間は献血をお控えください(体内に長く残るため)
女性(特に妊娠中の方)は錠剤に触れることも避けてください
前立腺がんの検査(PSA値)に影響を与えるため、検査前に医師にお伝えください
副作用が気になる場合は、担当医師にご相談ください。症状に応じて用量の調整や薬剤の変更を行います。
※本記事は医師監修のもと作成しています。記載内容は一般的な医学情報であり、個別の診断・治療を目的としたものではありません。
監修: 医療法人社団ウェルパートナー